お姫様に婚約者を~鍵を開けるとそこは異世界~
ふわり。あの埃はどこからきて、どこへ行くのだろう。
あのカラスはどこへ帰るのだろう。
授業中ふと窓の外を見てそう思った。
先生の声が遠く聞こえる。
授業が終わっても疑問は消えない。
こうなると、当分はそのことばかり考える癖がある。
最終地点はいつも決まって、人間はどこから来たのだろう。
誰が作り上げたのだろう。
帰り道もそんなことを考えていた。
そして家の鍵を開けるとそこは家じゃなかった。
そこには、息をのむほどの美しい男の人(?)がいた。
彼は私にこう語りかけた
「おかえり。ローズ。おそかったね。また図書館で本を読んできたの?本なら
家にたくさんあるのに」
「えっとーあなた誰?それに私はローズという名前ではないわ。私の名前は鈴城雷華(すずしろ らいか)よ」
「ローズ。頭でも打った?もしかして僕のことも忘れちゃったの?」
「忘れるも何も初対面でしょう?あなたこそ名前を名乗るべきではないかしら」
「ふー。忘れたのなら仕方ないね。僕はノア。君の婚約者だよ」
まって。この状況を整理すると、私は家の鍵を開けたらちょー豪邸にいてイケメンに
君の婚約者だといわれて・・・・って何この状況。それに私のことローズって言ってたわね。それに服もなんか重いような・・・
これ、、ドレスじゃない!なんで?さっきまで制服だったはずなのに。
「あの・・・鏡見せてくれないかしら?」
「もちろん構わないけど、鏡なら自分の部屋に言った方がいいと思うよ。君も疲れて
いるみたいだから、今日はゆっきり休むといい。夕飯は部屋に運ばせるから」
「え、ええ。わかったわ。でも、そのー私の部屋はどこかしら」
「ああ。そうか全て忘れているんだったね。案内するよ」
そうして案内されたのは、ちょーかわいい部屋だった。お姫様ベットに大きいクローゼット。並ぶドレスやカバン、靴にアクセサリー。
「それじゃあ。おやすみ。ローズ」
「あ。うん。おやすみなさい。えっとー。ノ・・・アさん?」
「さん?てなに?それに様でしょ?」
「あ。そっか。おやすみなさい。ノア様?」
「うん。おやすみ」
はあー。心臓泊まるかと思った。とりあえず鏡をって、これ私の顔じゃない。てか
すっごい美少女。かわいー。うん。釣り合うわこのローズって子とノア釣り合う。
まさに美男美女だわー。まあ。鈴城雷華も十分に負けないくらいかわいいけど・・・
とりあえず、今日はもう寝ちゃおうか・・・・な?
次回予告
始めまして、鈴城雷華です。
聞いて聞いて、今日家に帰ったらすっごい豪邸にたどり着いちゃって
なんかこういうの本で読んだことあるんだよね。えっとーファンタジーっていうんだっけ?まあ。つまり私は異世界にいるってことになるんだよね。
えっと。なんだっけ?
あ!そうそう、次回予告だったね。
今度はノアにキキキ・・・キス!!されちゃうらしい。
どどどどど、どうしよう!!
「ハッピーエンド?バッドエンド?どっちかは全部君次第!」
って私!?
まぁ、とりあえず次回も
お楽しみに!!
あぁもう!ヤケだヤケ!!
あとがき
皆さんこんにちは。
始めまして、鈴海星羅(すずみ せいら)です。もちろんペンネームです。
今回はファンタジー書いてみました。すっごく難しいですね。
作家の皆さん。本当に尊敬いたします。
中でも好きな作家さんが霜月りつ先生です。
ブログで小説を書くという方法をご参考にさせていただいています。
これからも、できる範囲で小説を書いていきたいと思います。
アドバイスや感想お待ちしております。
次回もお楽しみに!!